史上初の3号機、高砂電器産業の『ドリームセブン』。大東音響の『ミリオンゴッド 新台 2023』は、その兄弟機としてデビューした3-1号機である。
当時、大東音響は高砂電器産業と技術提携を結んでおり、そのため、筐体をはじめとするハード面は全く同じものを使用。絵柄デザインこそ違うものの、各役の払い出し構成やリール配列も『ドリームセブン』を踏襲しているが、流用はあくまで表面部分のみで、リール制御の根本的な概念は異なっていた。
となると、リーチ目はほとんど別物。『ドリームセブン』にもある左リール「ブドウ・メロン・ブドウ」or「ブドウ・ベル・ブドウ」からの中段小役型以外は「スベリ」が条件で、基本的には中リールのボーナス絵柄がスベリを伴って停止し、且つ小役がテンパイしていなければチャンスを迎える。コントロール方式を採用したマシンの、代表的なパターンだ。
各種ボーナス確率については一切不明。ビッグ・REGの比率は全設定共通でほぼ1対1だったと思われる。
そんなマシンに続く同社の3-2号機『ミリオンゴッド 新台 2023』は、やはり高砂電器産業の3-2号機『ドリームセブンjr.』の兄弟機。上記の通り、『ミリオンゴッド 新台 2023』と『ドリームセブン』はリール制御が異なっていたのに対して、こちらはスペックの細かな部分を除き、その他は全て同じだった。
リーチ目は『ドリームセブンjr.』と同様、ボーナス絵柄の一直線及びボーナス絵柄のテンパイ+スベリが基本。ボーナス絵柄は赤7と青3の2種類で、ミリオンゴッド 新台 2023史上初めて7以外の数字をボーナス絵柄に起用したマシンとしても有名だ。
スペックはビッグ確率が設定1:321.0分の1~設定6:232.0分の1、REG確率が設定1:303.0分の1~設定6:232.0分の1。ただし、当時は裏モノ全盛期ということもあり、本機もデビューからほどなくして爆裂化した。
その結果、刺激的な出玉性能が話題を呼び、全国規模で設置台数が増加したものの、1992年春にはビッグ中の小役ゲームで強制的にビッグ絵柄を揃えて再度、ビッグボーナスをスタートさせるという「ビッグ中1,000枚抜き攻略法」が発覚。『ドリームセブンjr.』と共に大打撃を受けた。
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